筆文化研究所の目的は、
日本固有の文化、発展の経緯について考察しようとしたものです。
この日本文化のルーツとして墨と筆を使い、縦書きで右書き始めの文字に着目しました。
しかも、独自に発展した草書がき、ひらがな、カタカナの発明につながりました。
●筆文化とは
▼筆文化についての振り返り
・筆文化とは
文字として漢字を使用し、その筆記用具として筆、墨、和紙を使用する文化を
言う。
この筆技術により、書道、山水画などが生みだされた。
※背景には、四季折々に変化する花鳥風月が存在する。
芸能人が大好きなハワイには雪が降らない。サルも温泉に入ったりしない。
▼筆文化のルーツ
・筆文化が何故、日本で花開いたのか
インド、中国よりの仏教の伝来、漢字の伝来による。
そこに日本人気質の几帳面さが付加されて大きな花が咲いた。
※同じ筆文化でも中国のお土産品のデザインは雑で、海洋堂のフィギュアに
見る優位性がある。
●筆文化が生み出す数々の創造物
手先の器用さにより生み出される芸術品、生活娯楽、生産機械など
▼芸術品
・書道
・お米に顔を書く技術
・山水画
・浮世絵
浮世絵博物館
和歌山の浮世絵個人収集家
▼生活娯楽
・イラストの技術(線画としての表現力)
・漫画、アニメーション、アニメ文化、コスプレ
・工芸品(器、皿、壷)
▼生産機械
・製造業の加工技術(筆からハンダごてに変化した)
ロータリーエンジン、オートフォーカスカメラ
・製造業の小型化、圧縮技術(盆栽の文化)、鏡面加工技術
・・・すべて、過去に培ってきた技術の応用である
→盆栽技術;借景を含めて世界を一庭園に閉じ込める思想(竜安寺の石庭)
→大 昔 ;陶磁器の有田焼のデザイン
→昔 ;トランジスタラジオ→ウォークマン→デジカメ→スマホ内装技術
とにかくデカくしたがるロシアやアメリカには負けるが、
一つに閉じ込めるのは得意である。
●日本人が積み重ねてきた特質
▼特質を発展させるための教育活動
・書道大会
・漫画大会
・世界一技術大会
▼子孫に伝えるべき文化
・山水画
・浮世絵
●世界的視野の中での筆文化の位置付け
・筆文化圏とシルクロード
書道の文化がある各国々
・ライバルは中国
※ただし、仏教と漢字文化を導入した日本は著作権料を払っていない。
●日本人が貢献すべきこと
▼文化面
・クールジャパン活動
・アジアとの交流活動
・ツール
書道
浮世絵
漫画
アニメーション
▼サービス業
・“もったいない”に表現される、資源を再利用する文化
・インバウンドで発揮しないといけない外国人への“おもてなし”文化
・日本発信で世界へ通用するサービス産業の輸出
▼先端技術分野で取るべき戦略
・先端医療技術
・デザイン型家電製品
・ユビキタス製品
●世界に尊敬される日本となるために
●日本の人口は急速に減少している、高齢化社会の最先端を走っている
●日本のGDPは中国に抜かれ、次はインドに抜かれる
●尊敬される日本人であるためには
イギリスがなぜ尊敬されているのか、考えてみよう!
●世界に日本の文化を知ってもらい、筆技術による貢献をすることである
●筆文化のルーツを体験する
▼和歌山の『高野山』に行き書き初めをする・・・飾りが一切ない断捨離部屋で
ピンと気分が引き締まる
(タイ、中国、台湾のお寺には、決して存在しない凜とした雰囲気がここで味わえる)
▼奈良の『法隆寺』で写経を収める・・・良い行いをした気持ちになれる
(のどかな田園風景に引きずられて、柿を食べるだけでは価値がありません)
▼京都の『枯山水の庭園』めぐりをする・・・ただの庭園が嵐山などの借景を取り込み
メンインブラックの映画ではないが、一庭園に宇宙が閉じ込められている
▼豊島区の池袋にある『トキワ荘 マンガミュージアム』に行ってみる
一見するとただのボロアパートだが、マンガとアニメの聖地を呼ばれるように
ここから手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫が
巣立っていったことが信じられない
●日本全国で開催する筆文化商品の展示企画、大会の開催による啓蒙活動
●現代版の浮世絵を復活させよう!
という主旨に賛同の方は、是非メールください。
・・・お問い合わせ先ページへ
私の今の夢は、歌舞伎役者の役者絵を写真でなく「浮世絵」で復活させる
ことです。