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大胆に2024年を予測する・・・確実な統計データより逆算してみると

エビフライ定食

人口統計データが示す未来

2024年生まれの子供の数は2023年の72.6万人より減る。
子供の数は、確実に減っていきます。
若い子たちを確実に採用できるのは、有名な大企業か人気のある企業に偏ってきます。

統計学的に重要な生産年齢人口(15才以上~65才未満の人口)も同じく減る。
1995年をピークに毎年確実に減っている。
逆に60才以上の高齢者の人口に占める割合は、2042年まで増加基調にある。

・共働き夫婦の場合、被扶養者控除額の見直しにより女性の社会進出が更に増加する。
女性の平均寿命はさらに伸び、2023年度は日本が86.9歳で世界1位だった。
女性の活躍できる場が広く求められている。

・人口統計データではないが、帝国データバンクのメーカーへのアンケートで
食材の値上げが更に予定されている。
物価の上昇は止まらない。
インフレで実質給与が目減りしている。このままこの会社で働くべきかどうか悩む・・・

2024年にやるべきこと:

◉若者の採用は激戦区である、簡単に採用できると思うな。縁故や伝手(つて)もたどりながら採用していこう
・実は、出身学校や出身料理学校や親戚の子供や従業員の子供など、探せば一杯あります・・・口をかけてないだけですよ
◉体力がある高齢者の方にも活躍してもらおう・・・意外とたくさんの業界経験者がいます・・・教育が楽ですよ
注意点は健康管理です、ほとんどの人が高血圧や糖尿病や神経痛などの持病をかかえています
◉専業主婦という言葉は死語です、子離れして働く意思のある女性は多いです
・シングルマザー以外、長時間勤務は厳禁です。短時間かつ柔軟なシフトを心がけよう
◉食材の原価はまだまだ上昇する、メニューと出数を絞り付加価値メニューを開発しよう・・・値上げの事をいってますよ
・忘れてならないのは人件費、時給や給与もベースアップが当然です
・いつまでも同一賃金では、働いてくれません
・→転職されます(テレビの求人媒体の広告は、転職情報ばかり・・・やられた)

2024年度の大きな環境変化をしっかり受け止め、先駆けよう!


採用決定の最後を決めるのは、面接担当者

採用決定の最後を決めるのは、面接担当者

景気が良くなると同時に人の移動が始まり、どの業界での人手不足が激しくなってきました。
人員がいない限り、外食・宿泊産業では店舗運営やサービス対応ができません。
ここで、募集・採用を進めていく上で重大な課題があります。

それは、募集・採用が上手くいかないことを本部や人事部門の責任にしてしまうことです。


採用決定が上手くいなないのは、面接担当者のあなたの責任です!

責任1.“会社の魅力”、“この店舗の魅力”、“応募者のメリット”を相手に合わせて伝え切れていない
面接を受けに来ている人は、少なくとも働く意思がある人です。
その人に当社を選んでもらう必要があります。
面接するこちらが有利と勘違いしていますが、選ばれている、選択されているのはこちら側です。
思いっきり、当社の魅力を伝えないといけません。
当社の魅力点を相手側(社員、学生、主婦等)の都合に合わせて、10個以上言えないといけません。
事例)ある大手回転寿司チェーン店での面接で、面接時に“あなたの長所、短所を教えてください”と言われた。
ここは、中学生の面接会場か?

責任2.応募者が入社するかどうかの最後の意思決定は、面接担当者の良い印象にあるという自覚がない
どんなに会社が有名でも、どんなに採用条件が良くても、最後の“この店で働いていけるかどうか”の決め手は、面接担当者の印象次第です。
何故なら、いずれこの面接担当者と一緒に働くころになるのですから・・・感じ悪い人と一緒に働きたくないです。
私は良く、入社後のフォロー面談をしたりしますが、決め手を聞くと“面接担当の印象が良かった”という意見が多いです。
これは、求人誌のアンケート結果にも出ています。
事例)ある居酒屋での面接で、店長がシフト表か何かの資料をチェックしながら面接された。
忙しいのは分かりますけど・・・しかも、近くでスタッフが着替えをしていた。
本当にやる気あるの?

面接担当者として心がける対策


①応募者がここに入社すると決めるのは、面接担当者の面談力・折衝力と心得る
就業条件、給与条件も最高で、仕事も楽(らく)という会社は存在しません。
もし、就業条件で合わない場合には、お互いに歩み寄るための面談力・折衝力が必要です。
面接担当者は、最後の砦(とりで)です。

②応募者に当社の魅力、働きがいを売り込むという意気込みが必要である
不思議なことですが、是非当社に来て欲しいという熱意は相手に伝わります。人間ですので・・・
当社に来てねというお願いでなく、当社では活躍の場を準備していますよ、という思いです。
お客様に一生懸命にお奨めメニューを紹介するのと全く同じことです。
ハッキリ言って当社の売り込みです。

③面接担当者も自分の面接が上手かどうか、他人に評価とフィードバックしてもらう
面接担当者はベテランが担当します。
皆、そこそこ仕事に自信を持っています。
何故ならほとんどが、指導者レベルだからです。
私は、責任者クラスの採用面接研修をしますが、ロールプレイングするとほとんどが、ガタガタです。
理由は、部下の指導と応募者に魅力を伝えることは、全くの別物だからです。
面接シナリオを作っておくと、かなり上手になります。
応募者の質問・反論にも備えておかないといけません。

若者、新人の受入れ注意点~コロナ禍で若者の意識は大きく変わった

大集合

コロナの影響は3年間も続いてきました。
この伝染病は、近年の社会環境や生活習慣に大きなインパクトを与えました。

特にZ世代と呼ばれる20代の若者は、大きな影響を受けました。
授業もオンラインという時代になりました。

私は新入社員研修という場面やアルバイト面接・面談で、毎年若者と接しています。
そこでコロナ禍を通過した若者の大きな違いに気づかされました。

Z世代の大きな特徴それは、


1.対人接触が非常に苦手で、赤の他人に積極的に会話をすることができない。
サービス業において、対人接触で必ずある場面に“クレーム対応”があります。
この“クレーム対応”が苦手で、クレームがあると無視してかわすか、飛んで逃げていきます。
話し合い、会話、電話が苦手で、とにかく何でもネット手段やメールで済まそうとする。

2.学生生活の中でもまれる事無く、無菌状態で過ごしたため、正論が先にきてしまうことです。
特に“コンプライアンス”の分野では、厳しい視線で物事をみています。
法令遵守やハラスメント分野は基本的なこととして学生時代に教えられています。
これに対して、実際の現場の先輩や上司はコンプライアンスを徹底的に教えられた経験がないため、
サービス業の現場では、パワハラ、セクハラまがいのことが多々起きています。
この若者と旧世代の認識ギャップが大きい現状を先輩、上司は理解していません。

そこで、どうすれば良いのでしょうか?
・若者の社会経験が少ないため世の中の実情を知らない、考えが甘い!
・学校と社会人では、違うのが当たり前。
で片付けて良いのでしょうか。

いつの時代も・・・“最近の若いもんは・・”とう言葉から、先輩のお説教は始まります。
私は、時代の変化として受け止めることが大切と考えております。

まず第一に取りかかること、


①“コンプライアンス”について、上司から勉強会をする。次に先輩にも意識改革を促す
学生が教えられてきたことは、これからの時代の常識に必ずなります。
環境問題の意識も若者から生まれてきました。
先輩や上司も同じく、その内容を身に着ける必要があります。

コンプライアンスについては、理屈だけでなく現場実例を元に学ぶ必要があります。
また、法律学習や“投げかけてはいけない言葉遣いの事例集”では、身に着けたことになりません。
ロールプレイング(役割演技法)やグループ討議で身に着けないと使い物になりません。
※ハラスメントの注意点
ハラスメントは、言った本人(行為者)の判断でなく、受け取った相手(受け手)がどのような感情を持った
かが、
ポイントです。

本人の“悪気がなくて、言っただけです、冗談です・・・”では済まされません。
でないと、○○モーターのようなパワハラ会社になりますよ。

②対人接触のコツについては、社内OJT(現場教育)で丁寧に教えて、身に着けてもらう
サービス業の分野では、対人関係は社内・社外とも必要です。
どんなにDX化が進んでも必要です。
例えAmazonのような人間接触がないIT企業でも、顧客心理が理解できないようでは成功しません。

確かにコストはかかりますが、お客様との関係作り・接点改善はとても重要です。
クレーム、顧客満足度、業績に影響を与えていきます。
コロナ禍での学生生活では、その対話場面もグループ活動体験も欠落してしまいました。
どうしようもありませんが、会社がこの対人接触の基礎教育を受け持たないといけません。

“最近の若いもんは・・”と不平や不満、文句を言うのでなく、時代の流れを先につかんでいきましょう!

でないと、○○○ラークのファミリーレストランのようにロボット配膳とタブレット接客の店のようになりますよ。

教訓:コロナ禍で若者の意識は大きく変わった・・・こちらも意識転換しよう
◉“コンプライアンス”は知ってるレベルでなく、機能しているか一度社内アンケートでチェックしよう
 「隗より始めよ」ではないが、まずは上司つぎに先輩からと、上から意識を変えないと体質は変わらない

“最近の若いもんは・・”と嘆くのは辞めて、接客教育は採用した側の受け持ちです
 ほとんど経験値はないため、基礎の基礎から丁寧に教えていかないと、ついて来てくれません


採用を成功させるため大切なこと~定着化までの手を打つ!

酒のブランド

募集、求人の採用支援をさせていただいて、とても残念なことがあります。
それは、この超人手不足のご時世において、“募集に血なまこ”になってしまうことです。
確かに現在は、各種採用媒体に広告掲載しても応募が極めて少ないです。
さらに問合せや応募があっても、ドタキャンが普通にあります。
そのため、とにかく面接件数を増やそうと、“募集に血なまこ”になってしまいます。
ところが、こんな会社に限って採用が上手くいきません。
脱落ステップ

募集から定着化までのトータルで対策する
何故なら、せっかく募集をかけて面接をしても何段もの“脱落ステップ”が待ち構えているからです。
面接までいっても、店舗雰囲気や面接担当者が気に入らないため、辞退されてしまう。
さらに、これなら大丈夫と入社しても、いきなり難しい仕事を任され、嫌になってしまう。
ひどい場合には、初日に1回出社しただけで、トン面です。
定着してくれるかな~と期待をかけても・・・Ⅰ週間で行方不明で、なしのつぶてです。
ここで、大きな声で愚痴を言ってもしかたありません。“最近の若者は礼儀知らずだ!”
募集から定着化までの、落とし穴対策最初からしっかりとしておくことです。

求人は、媒体選定とコストを考え多面展開する!

求人媒体にお任せでは、採用は成功しない!
求人媒体の良し悪しよりも、自社の募集体制作りが重要である。
人材募集は店舗努力の差に比例する。
店舗努力の差とは、人材確保のために費やした時間と経費の差です。
ここでいう時間には、求人だけでなく、定着率向上のための努力も含まれる。
ザルではいけない。
採用の心構え
とにかく、応募のメールが入ってくるか、問合せの電話が鳴ることばかりを考えてしまいます。
まず応募者に問合せする気にさせる、第一印象作りが大切です。
心構え① 給与条件でなく、店舗雰囲気と面接責任者の第一印象で入社するかどうかを判断する。
心構え② 面接に来る人は一方ではお客様でもある。
心構え③ 応募者は近隣に住んでいるか、通学・通勤・買物ルートにいる、つまり店をそれとなくチェックしている。

様々な募集方法とコストを勘案して応募をかける
募集手段には、手間はかかっても経費のかからないものも存在する。
過去やったけれど、効果が無かったと諦めては求人スタートできない。
日常オペレーションで忙しいなかでも、複数の募集手段をとっていく。
一気呵成に行わないといけない。
応募者にとって、目につく回数とチャンスを増やしていく。
意外と効果があるのが、近隣の複数店舗での合同募集である。
網を広く張っていれば、求人可能性も広がる。

教訓:求人募集は、予算を考えながらも多面的に展開する
◉手間と経費をかけない限り、人集めは不可能である
・どんなに忙しくても、求人に手間ひまかけない限り採用は難しい
・簡単に人が集まった時代は、過去の思い出にすぎない
◉一つの求人手段で人集めができると考えるのは甘い
・お金がなくても、人集めは必要事項である
・手間はかかるが、お金のかからない手法も存在する
・まずは、身近な方法からスタートする

求人募集・・・働き手の気持ちをつかんでいますか?

働き手のニーズ

働き手の気持ち⇒働き手のニーズ
前回「人手不足・・・まず、自社を知ってもらう対策できてますか?」では、
働き手をマーケティング用語の【ターゲット】と呼び、その告知戦略について考えました。
今回、求職者をターゲットと考えた場合、自社を売り込む時にまず考えないといけないことは、
相手のことを良く知ることです。
募集する側の企業・店舗の立場から見てみると【働き手のニーズを知る】ということです。

働き手のニーズを知る
どんな人材を募集したいのか、まず相手の気持ちをつかみましょう。
次にセールストーク=募集原稿を考えてみましょう。
ターゲット別採用戦略 ×   働き手のニーズ    で考える
社員            安定した収入で、将来にわたって継続して働きたい。
              家庭が持てる環境を作り、仕事に価値や生きがいを求める。
高校生           小遣いを稼ぎたい。長時間労働は難しい。
              クラブ活動と両立できないとダメである。
大学生           買いたい物がある。最近は学費の足しにしたいというニーズが多い。
              具体的な趣味や旅行の予定がある。
              学業に支障がでるバイトは困る。シフトが組みやすいこと。
フリーター、自由業     一定金額以上の収入が見込む。
              高時給でないと、そもそも対象企業にならず応募もしない。
              長時間労働も休日出勤もOKである。ダブルワークもいとわない。
              通勤距離よりも収入を重視する。

教訓:求人募集・・・一言でいうならば、相手の気持ち心をつかむことである
◉ターゲット毎に働き手のニーズを考え、募集原稿をつくる
社員、学生、フリーター、主婦の気持ちになって、求職者の気持ちに応えよう
◉ターゲット別採用戦略 × 働き手のニーズ で考えよう
求職者の誰にでも引っかかるキーワードはありません。働き手の気持ちになろう

人手不足・・・まず、自社を知ってもらう対策できてますか?

人の輪

人材募集している会社の勘違い
募集している会社にとって自社の業務内容は当たり前のことで既知ですが、
応募する側の立場からすると、募集企業の内容は未知です。
募集企業の業務内容が有名でないにも関わらず、自社が有名企業と勘違いしています。
超有名企業や日常的に利用している店でない限り、一般的には知られていません。

第一歩は、自店舗の名前を知ってもらうこと
これは、商品の広告宣伝と全く同じ状況です。
知らない商品や馴染みのない商品は、なかなか買いにくいです。
店舗名の馴染みがない企業には、なかなか応募しにくいです。
各種広告媒体を使って、店舗名が応募者の目に留まることが募集のスタートラインです。

ここで応募者をマーケティング用語でターゲットと呼んだ場合、
ターゲットはどの媒体を良く見ているかが重要となります。
つまり媒体特性を知る必要があります。
次に採用として狙いたいターゲットとなる人物の行動特性を考えてみましょう。

自社名が目に触れることが重要です!
ターゲット別  ×   媒体の特性  ×   媒体選定    
で考える
社員          信頼できる転職サイト  グルメキャリー、リクナビ、職業安定所
高校生、大学生     簡単に見つかる     タウンワーク、バイトル
フリーター、自由業   様々に比較できる    マイナビ、インディード、バイトル
主婦          地域限定で安心できる  パド、地域採用媒体、店頭ポスター、職業安定所
まずは、募集ターゲットを決めたら、ターゲットが良くみる媒体を選定して、継続的に募集掲載することです。
これが、目に触れることの第一歩となります。

教訓:人手不足だからといって、誰でもいいから来てくださいでは、誰もこない!
◉ターゲット毎に求人媒体を選定していく
社員、学生、フリーター、主婦の気持ちになって、目に触れやすい媒体を選定しよう
◉ターゲット別 × 媒体の特性 × 媒体選定 で考えよう
それぞれの媒体には広告担当社員がおり、利用ユーザー層や業種特性などのデータがあるので確認すること



人材獲得競争に勝つ! ~求人方法のあの手この手~

求人情報の質が問われている
店舗のおかれている場所がほぼ同じにも関わらず、人材を集めているところと、 人材不足のところがあります。
何故、人材確保に優劣が生じるのでしょうか。
それは、
◆働き手のニ-ズを、どれだけつかんでいるか
◆働き手に対して、質の高い求人情報をどれだけ提供しているか
という、店舗(企業)努力の差です。
求人情報の質の差とは、求人広告費の多少よりも、細分化された働き手に対する「有益情報」「伝え方」「情報鮮度」「継続回数」の差です。

求人方法のあの手この手
私の過去のクライアントの採用支援の経験から、悪い事例をあげてみます。
コトは簡単ではありませんが、この逆ができればOKです。
●有益情報
求職者(ターゲット)にとって有益な情報が載っているかどうか、具体的で詳細か
いろいろ忙しい貧乏学生を採用しようとしているのに制約が多い
・・・食費が有料、シフト申請が1ヵ月前から・・・ムリ無理
●伝え方
新聞、折り込みチラシ、店頭掲示、学校掲示等いろいろありますが、まず見てるかどうか
地域の主婦を採用しようとしているのに、ブームのスマホ広告やインスタ広告を打つ
・・・身近な新聞、チラシなら見ます
●情報鮮度
採用媒体の会社におどされて、半年募集広告、年間募集枠を申し込む
・・・金じゃありませんよ、3ヵ月前と同じ募集広告は二度と見ませんよ
●継続回数
企業(店舗)の認知度をじょじょに上げないといけません
根気よく、表現を変化させながら継続しないといけません
・・・一度の求人手段で、結果が悪かったからと諦めるのでなく、手を変え品を変えないといけません

人手不足・・・採用力を高めるための意識転換

ワタリガニ

採用力を高めるためには、基本的な考え方を変える必要がある!

お客様を集める集客・売上増とスタッフを集める採用は、同じくらい重要戦略と認識しないといけない。
今では、採用予定人数を確保できないためオープンが引き延ばされる時代になっている。
売上を伸ばすチャンスを失っている。
また、基準スタッフ数を大幅に下回る人数で店舗を回しているため、クレーム増や客数対応ができないため、売上の大幅低下に見舞われている店舗も存在する時代になった。

心構えをしっかりと持つことの重要性:

・時代が変節した。昔のように“スタッフの使い捨て”はありえない。これからどんどん採用競争は激しくなる。

・採用したい人は、すぐ近くに住んでいる。その中で奪い合いをしている。

・採用については、募集結果が全てではない。→プロセスコントロール(経過管理)が重要である。

・諦めないでコツコツを続けることが秘訣である。→最低でも3ヵ月のスパン毎に考えていく。
結果がすぐ出ると思うな。
長期戦である。

・採用状況は非常に厳しい。一媒体に頼った採用戦略では人材を確保できない。
→採用方法を多面展開する。
紹介制度しかり、OB訪問しかり、店頭掲示しかり、HP募集しかりである。

応募側に選び放題ではるが、必ず一定数の人材はいる:

・飲食が好き、お客さんに美味しいねと言われるのが好き、お客さんとの接客が好きという人は、必ず一定数いる。
しかし、いまは需要>供給の関係から採用される側は、選び放題である。

・応募者は幾つもの店をワタリ歩いて、落ち着いたところで仕事を続ける。
ワタリがあることを前提に採用対策を練る。
不思議なもので、そば店で人材募集すると他社のそば店で働いた経験があるヒト、ラーメン店での経験があるヒトが応募してくる。
他社を辞めてワタリ歩いている。

飲食・ホテルのサービス業はピープルビジネス・・・できていますか?

ワンチーム

ピープルビジネスの意味を考え直す・・・


今までは、顧客満足の向上の旗印の下、お客様優先で全て物事が動いていました。
全ては、“お客様のために”マインドで動いていました。
ここに来て、果たしてこのままで良いのかとの問いかけが生まれています。
「サービス業はピープルビジネス」とは誰もが使う言葉です。
しかし、これが空虚なスローガンに終わっています。
ピープル=お客様への対応と同時に、ピープル=従業員同士の人間関係の2つの意味があります。
ラグビーやサッカーや野球のチームスポーツの基本は玉(ボール)を追いかけるゲームです。 我々のサービス業はチーム力で“極上のサービスを提供する事が本質”にも関わらずワンチームになっていない!
日本のプロ・スポーツチームの活躍をみると、本当に献身的に他メンバーのための行動ができています。
ワンチームのお手本です。プロ・スポーツチームを見習おう!

店舗内の人間関係ができているか、問い直す


お客様にサービスと商品と心地良さを提供するのがサービス業の使命です。
その使命を遂行してくれているのが、現在お店の中で活躍してくれているスタッフです。
当然のことながら、スタッフの満足度(ES=従業員満足)が高くなければ、良いサービスができる訳ありません。
従業員がブツブツ不満を抱えた状態で、良いサービスが生まれるわけがありません。
そこで、プロスポーツの活躍を目の当たりにして、飲食・ホテルのサービス業は本当にワンチームになっているのか考え直しました。
日本のプロスポーツの感動から振り返ると、今のサービス業のスタッフは俺が俺さえよければ良い・・・となっていないか?
店内の他のメンバーへの貢献や支援ができているのだろうか。
人手不足で手が足りない、忙しい忙しい、他人の支援どころじゃない・・・結果、チーム力をそいでいる。
手伝ってくれないと、グチをばらまいている。・・・結果、不満を持ち離職率が非常に高い。→さらに人手不足の悪循環!
プロ・スポーツから学び、今こそメンバーへの貢献が楽しい風土に変革しないといけない。・・・このままでは、バラバラになり潰れちゃうよ!


教訓:サービス業の本質は“人対人サービス”にある

◉店長は監督だと考える
店長だからと言って、万能ではない。
自分が一番偉い、自分の言うことは絶対である
という思い込みを止める。
店長が現場に入り浸りではいけない。店舗内のチームワークをまとめるのが店長の役割である。
◉店内のチームワークを強力にする
店内の社員、パート・アルバイトの個性を一人一人把握し、チームをまとめているのか。
メンバー特性、個人力を発揮できる環境作りに全力で取り組んでいるか?
メンバーの出来ていないことに対して、それぞれのグチを言っても、店は変わることはない。